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4月10日 (日)
『黄昏の岸 暁の天』 小野不由美 (講談社X文庫)
十二国記シリーズその6。
『風の海 迷宮の岸』『魔性の子』に続く泰麒シリーズともいえる。謀反にあって行方不明になった泰王と泰麒を取り戻そうと孤軍奮闘する戴国将軍 李斎から見た物語。
4月 6日 (水)
『図南の翼』 小野不由美 (講談社X文庫)
十二国記シリーズその5。
前作で、わがまま元公主祥瓊の身元を引き受けて冷たくあしらった恭国の国王 珠晶が、天意を詔るために弱冠12歳で蓬山に昇山し、王となるまでの物語。
はっきりいって、シリーズ中で唯一泣かさった作品です。もう最後の方はだだ泣き。
4月 3日 (日)
『風の万里 黎明の空』(上・下) 小野不由美 (講談社)
十二国記シリーズその4。今回は挿絵なしの講談社文庫の方で。
天命により景王(慶国の王)となったばかりの陽子は、あいかわらず「自分には王としての資質がないのでは…」とか「自分は胎果だからこちらのことがわからない…」とか「初勅は何にしよう(涙)」と思い悩んでいる。そこで王宮に閉じこもってしまうと先王の二の舞だが、陽子は市井におりて自分の目で国を見ることから始めることにしたのだった。
3月21日 (月)
『東の海神 西の滄海』 小野不由美 (講談社X文庫)
前作から500年ほど遡った十二国記の物語。ともに胎果のうまれである雁国の王尚隆と延麒(六太)は、荒廃した国を二十年かけてようやく緑の目立つところまで復興させた。ところが、血を嫌う麒麟の性質を利用して延麒が誘拐される。これ以上の血を流さずに延麒を取り戻すことはできるのか?争乱のゆくえは?
今までの十二国記の中では一番読みごたえのある作品でした。ダイナミックで、はらはらして。たぶん、馬鹿だのろくでなしだの放蕩者だのめちゃくちゃ言われる王 尚隆の魅力が作品を引っ張っているのだと思います。そういう意味ではありがちな感じと言えなくもないけど、それで全体がいいバランスに仕上がっているのでよいのかな、と。変にまのびせず、一冊にまとまったのもよかったと思います。
でも、この人、タイトルを付けるのが下手くそな気がするのは気のせいですか?(汗)
3月20日 (日)
『風の海 迷宮の岸』 小野不由美 (講談社X文庫)
『魔性の子』で主人公(?)だった高里要が、神隠しにあっていた時期の物語。泰麒が十二国の世界にやってきて、自分の運命にとまどいながらも戴国の王を選ぶまでを描く。
蓬山に連れてこられた泰麒は、幼いなりに自分の重責を受け止め、麒麟としてつとめを果たそうとするが、周囲の期待に応えることができず落ち込む。しぶしぶながらも彼にいろいろ教える慶国の麒麟 景麒や、王に選ばれるべく昇山してきた李斎や驍宗などとのふれあいを通して麒麟の能力に目覚める泰麒。彼が王に選んだのは…。
うじうじ悩む姿もその年齢を考えれば当然のことで、まわりの女仙や女怪たちと一緒になって気を揉んでしまいます。まぁ、だからどうという話ではないんだけど。少なくとも彼が日本にいたときの話よりはずっと楽しめました。
3月19日 (土)
『魔性の子』 小野不由美 (新潮文庫)
十二国記のひとつ。戴国の麒麟、泰麒の物語。胎果である彼は、遠く日本で生まれた。日本での名は、高里要。
彼は幼い頃神隠しにあったことがあり、彼をいじめたり不快にさせたりすると祟られるという噂があった。実際、彼の周りでは不審な事故が多く、死人まででている。そのせいなのか、彼はクラスでも浮いた存在だった。
その高里のいる高校に教育実習生としてやってきた広瀬は、高里の中に自分と似たものを感じ、彼に肩入れするが…。
ホラーとして描かれているのかもしれませんが、私にとっては十二国記の一つであって、そういう意味ではいつまでもだらだらと続くなぁ…という印象の作品でした。ラストはわかってるんだし、もっと中間を切りつめてもええやん、とも思うのですが、それだと一つの作品として成り立たない。だからといって、十二国記の一つとして読まなければ特に後半はわけのわからないことに。なんにしても、中途半端な感じを受けました。なんだか「
エディプスの恋人」を思い出したなぁ。
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