移動中に読むだけなら…と借りてきた連作短編集。ところがどっこい、やっぱり途中でやめるなんて無理なのであった。
学生時代からの飲み仲間、「悪魔的な頭脳を持つ」長江高明、「雑学博士の」熊井渚、「一升瓶を一気飲みできる」湯浅夏美。長江のマンションで開かれる飲み会も、マンネリはつまらんということで、毎回誰かがゲストを連れてくる。そのゲストの話で盛り上がるのだが…。
会話のほんのわずかなとっかかりから推理をふくらませる、これも石持浅海らしいミステリ。そして、最後の最後まで魅せてくれるところも憎らしい。
以下、作品のタイトルとその回のつまみ♪
「Rのつく月には気をつけよう」 …生牡蠣
「夢のかけら 麺のかけら」 …チキンラーメン
「火傷をしないように」 …チーズフォンデュ
「のんびりと時間をかけて」 …豚の角煮
「身体によくても、ほどほどに」 …ぎんなん
「悪魔のキス」 …そば粉パンケーキ
「煙は美人の方へ」 …スモークサーモン