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『アイルランドの薔薇』 石持浅海 (光文社)

 
石持浅海のデビュー作。電車で読んでいたのだけど、翌日は持ってくるのを忘れてしまい、続きが気になるあまりわざわざ本屋で立ち読みしてしまった。(苦笑)
北アイルランドの武装勢力NCFの副議長ダグラス・マクマホンが、南にあるスライゴーのB&Bで殺された。宿にいたのは、同行していたNCFのトムとデイブ、コークから来た会計士のビル、ダブリンからきた生化学研究員のジェリーとフジ、アメリカ人大学生のアリスとケイト、オーストラリアから花を売りに来たビジネスマンのケン。そして、宿の女主人メアリーと料理人のフレッド。その上、客の中にはNCFの依頼を受けた正体不明の殺し屋「ブッシュミルズ」が紛れ込んでいた。
増える死体、高まる緊張感。皆の精神が限界に来る前に犯人を突き止めなくてはならない―。本作の探偵役フジは後の作品の探偵役のように純化されていないけれど、石持作品の原形はここにあり、といった感。うーん、たまらんぜ。

2008年08月28日 [ミステリ] by スオミ - No Trackbacks このエントリーを含むはてなブックマーク このエントリーをはてなブックマークに追加 367

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