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『聖女の救済』 東野圭吾 (文藝春秋)

 
「子供を持てないのなら、結婚生活自体に意味がない。」
自分のライフプランを何よりも大事にする義孝は、1年間子供を授からなかった妻 綾音に別れを通告した。そして、その数日後、綾音が札幌の実家に帰っている間に、義孝は自宅で毒殺された。毒の侵入経路は不明。
内海薫は、湯川に助けを求めたが、湯川の出した結論は「虚数解」だという。
「もし虚数解でなければ、おそらく君たちは負ける。僕も勝てないだろう。これは完全犯罪だ」


図書館で予約してから4か月近く経ってようやく順番が回ってきた。しかも『ガリレオの苦悩』と『切羽へ』と同時に。この忙しいときに3冊いっぺんかよ!と苦悩しながら、『切羽へ』を切り捨て、とりあえず東野圭吾2冊を受け取ってきた。なにしろこの2冊は今も予約が600件以上入っていて、これを逃すといつ回ってくるかわからない。

テレビ版の「ガリレオ」を見たあと初めて読むガリレオシリーズだと思うのだけど、以前とは違ってテレビ版のキャラクターがついつい思い浮かんでしまうのが、いいのやら悪いのやら…。

私にとっては、容疑者Xのようなインパクトのない、うん、そうだろうな、と思うような謎解きだった。もしかしたら、男女で感じ方が違うのかもしれないけど、これは、「虚数解」なんかではないと思う。

だからといって、面白くなかったわけではない。途中で止められず一気に読んでしまったし。いっそ、完全犯罪にしてしまってもよかったのにな。

2009年02月23日 20:09 [ミステリ] - No Trackbacks このエントリーを含むはてなブックマーク このエントリーをはてなブックマークに追加 1529

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