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『おいしい水』 盛田隆二 (光文社文庫)

 
分譲マンションに夫と娘と暮らす弥生。わがままで子供っぽい夫やうるさい姑にも笑顔を絶やさず、主婦仲間ともうまくやっているつもり。でも、このまま何十年も同じ毎日が続くのかと思うとたまらない気もする。そんな折り紹介されたのがタウン情報誌のライターで、弥生の生活は少しずつ変化し始めた。一方、無愛想で奔放な隣人千鶴の行動を発端に、主婦仲間の雲行きが怪しくなっていく。

飛行機で読もうとテキトーに手に取ったんですが、なんとも心乱される本でした。あまりにリアルに書かれた集合住宅の各家庭…。結婚てなんなのか、というよりも、結婚てこんなにやなものなのか、と思わせられました…。ラストは、ちょっとは希望がもてるようなもてないような微妙な感じで、これが最高の終わり方なんだろうなぁとは思いましたが、だからといって読後感がよくなるわけでもなく…。すごいいい本だとは思うんですけどねぇ…。

2005年02月14日 [小説] by スオミ - No Trackbacks このエントリーを含むはてなブックマーク このエントリーをはてなブックマークに追加 3487

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