先日、『
進化しすぎた脳』を読んでからプチ脳科学ブームです。こんな記事があったのでクリップ(ブクマ)。
「脳科学で解く『日本人の心』」より
ポストゲノム時代──2000年のヒトゲノム解読成功を受けて、遺伝子レベルで「民族」の研究が進み始めている。日本はまださほど熱心ではないが、中国やアメリカ、カナダといった多民族国家を中心に研究が進み、その中で日本人の遺伝子的な特徴も明らかになってきた。
日本人の特徴として、遺伝子的に以下のような特徴があるらしい。
- モンゴロイドはテストステロン(攻撃性に関係する男性ホルモン)が少ない
- モンゴロイドはネオテニーで、IQgが高い
- セロトニン・トランスポーターの生成数が少ない(臆病だが心が安定している)
などなど。
もちろんこうした特徴は、日本人を総じて見た場合だが、近年は集団差から一歩踏み込んで個人差が注目され、オーダーメイドメディシンやオーダーメイドエデュケーションが言われるようになってきた。ポストゲノム時代になり、脳と遺伝子を見れば、統合失調症とか自閉症、反社会的人格になりやすいとかが、わかるようになった。脳と遺伝子を見て、心理テストもするという3段構えでやれば、個々人のかなりのことがわかる。だから、もっと日本人の心や脳を研究し、日本人にふさわしい社会をつくること、そのうえで個人個人に合った教育なり対応をしていく──脳科学が果たす役割は大きい、と思っている。
なんでも欧米の真似をするのではなく、日本人用にカスタマイズして利用していくという姿勢に賛成。今までも日本人はそうしてきたはずなんですが、だんだんそういう工夫なしにまるごと取り入れようとする場面が増えてきているような気がするので、あらためて意識していきたいと思います。
(おまけ)上記記事の関連図書と紹介されていた10冊を新しい順に並べ替えてみました。かなり惹かれます。とりあえず、2,3,4あたりを読んでみようかな。
- 『したたかな脳─ますます人間が面白くなる色々な脳のはなし』澤口俊之(2005年6月)
- 『生命科学者、現代を語る─時を越えて万里同符』佐倉統/澤口俊之/田沼靖一(2005年5月)
- 『DNAから見た日本人』斎藤成也(2005年3月)
- 『心脳マーケティング─顧客の無意識を解き明かす』ジェラルド・ザルトマン(2005年2月)
- 『あぶない脳』澤口俊之(2004年10月)
- 『意識とはなにか─〈私〉を生成する脳』茂木健一郎(2003年10月)
- 『記憶力』山元大輔(2003年6月)
- 『対論 脳と生命』養老孟司/森岡正博(2003年2月)
- 『ヒトはどうして老いるのか─老化・寿命の科学』田沼靖一(2002年12月)
- 『進化論という考えかた』佐倉統(2002年3月)
- 『変化を好む脳 好まない脳─流動性知能を鍛える』杉原一昭(2001年2月)