重度障害の男性=当時(17)=が死亡した交通事故をめぐり、札幌市内の両親が6日、介護ヘルパーと所属する特定非営利活動法人(NPO法人)、相手の運転手などに逸失利益約4200万円を含む約7300万円の損害賠償を求める訴訟を札幌地裁に起こした。
原告代理人によると、事故後、運転手側の損害保険会社が重度障害者であることを理由に被害者の逸失利益を「ゼロ」と算定。原告側は「稼働能力を生命の価値とするのは不当な差別」として提訴を決め、最低賃金に基づいた逸失利益を請求に含めた。
母親(47)は提訴後の会見で「(逸失利益がゼロと聞いて)生きている価値はないのかと屈辱的だった。働くことだけが人間の命ではない」と話した。
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