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『レパントの海戦』 塩野七生 (新潮文庫)

 
出掛けにぱっとその辺にあるヤツですぐに読めそうなものを手にとってみたらこれだった。よく考えると、『コンスタンティノープルの陥落』、『ロードス島攻防記』に続く三部作の最終巻じゃないか。第一部から読めばよかった…と思ったけど、なぜかコンスタンティノープルだけ手元にない。誰かに貸したままなのかなぁ。
ヴェネツィアがなんとか最後の十字軍をかきあつめ、キプロスに向かったが時既に遅し。キプロス最強の要塞ファマゴスタはとうとう陥落し、虐殺の限りを尽くされたとの報告を受け、それまでバラバラだった各国が復讐に燃え一致団結し、レパントでトルコ海軍と激突!
…という血なまぐさい話の前に、ヴェネツィアの参謀バルバリーゴのささやかな幸せや、トルコで軟禁状態の大使バルバロの政治的駆け引き、法王ピオ5世を必死で口説き落とそうとする外交官ソランツォなど、海上以外での物語があるからこそ、たった5時間のレパントの海戦が壮絶で悲しく素晴らしいものに思えるのだ。

『海の都の物語』からまた読みたくなった。うーん、これも誰かに貸したままか?(汗)




2009年05月20日 23:29 [歴史] - No Trackbacks このエントリーを含むはてなブックマーク このエントリーをはてなブックマークに追加 2217

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