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2008-08 |
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9月18日 (木)
『緋友禅』 北森鴻 (講談社)
冬狐堂シリーズ第3弾。今回は短編集。
「陶鬼」…業界から煙たがられていた凄腕の弦海(つるみ)が名器 秋霜を割って死んだという。彼の自殺を信じられない陶子は山口の萩に向かうが―。
「「永久笑み」の少女」…陶子が罠を仕掛けていく手紙をじわりじわりと読ませる異色作。古墳の描写が美しい。
「緋友禅」…緋色を制した男が腐乱死体で見つかった。彼の作品を受け取り損ねた陶子が犯人を追う!
「奇縁円空」…銘木屋の大槻と練馬署の猿犬コンビがまたもや登場。
9月15日 (月)
『セリヌンティウスの舟』 石持浅海 (光文社)
かけがえのない仲間との楽しいダイビング。そして、いつものように飲んで騒いで眠ってしまった翌朝、美月は死んでいた。ログブックに残された遺書と、傍らに転がった青酸カリの小瓶。なぜ彼女はしんでしまったのか?本当に自殺なのか?納得できない気持ちを抱えた僕たちは、彼女の納骨式のあと同じ場所に集まった。彼女の鎮魂のために。なにより、自分たち自身が、彼女の死を消化するために―。
9月13日 (土)
『狐闇』 北森鴻 (講談社)
冬狐堂シリーズ第2弾。競り市で青銅鏡を競り落とした陶子。ところが、その鏡にはとんでもない秘密があった。関わる人間の命を吸い取る魔鏡なのか?罠にはめられ鑑札を取り上げられてしまった陶子の反撃が始まる。
9月10日 (水)
『心臓と左手』 石持浅海 (光文社)
『
月の扉』でハイジャック犯と渡り合った「座間味くん」の短編集。座間味くんは、ハイジャック事件で知り合った警視庁の大迫警視にたまにメシに誘われるのだが、そのたびに面白い既済の事件の話を聞かされる。ところが、座間味くんの推理によって事件は全く別の様相を見せはじめる―。
9月 7日 (日)
『狐罠』 北森鴻 (講談社)
蓮丈那智シリーズに登場したミステリアスな女性、宇佐見陶子のシリーズ。
店舗を持たない骨董屋「旗師」として売り出し中の陶子。プロフェッサーDから徹底的に鑑定技術と美の嗅覚をたたき込まれたはずなのに、同業者 橘董堂に「目利き殺し」をかけられ贋作をつかまされてしまった。プライドを賭けて意趣返しを企むが、殺人事件に巻き込まれ―。
一冊丸々の長編で読み応えあり。どろどろとした骨董界で、だんだんと凄みを増していく陶子から目が離せない。民俗学も面白いけど、骨董もなかなか。美術館に行って実物をいろいろ見たくなったよ。
9月 3日 (水)
『写楽・考』 北森鴻 (新潮社)
蓮丈那智フィールドファイル3。今回は中編が4つ。
もはやアブナイ人と化した内藤三國(助手)のマゾっ気たっぷりの言動を堪能できる、「憑代忌」。那智(民俗学教授)に虐められるだけではなく、都市伝説となって水死体にされちゃったり速贄(はやにえ)にされちゃったり。しかも、由美子という優秀な助手が入ったものだから、余計にミクニのヘタレっぷりが際だつ。(笑)
9月 1日 (月)
『触身仏』 北森鴻 (新潮社)
蓮丈那智フィールドファイル2。
今回は那智の事件への巻き込まれ方が尋常ではない。何しろ、フィールドワーク中に謎のメールを残して音信不通になったかと思ったら薬で眠らされて死体と共に発見されたのだ。当然殺人犯との疑いを掛けられるわけだが、それで黙っている那智ではない。潮満珠(しおみちのたま)・潮涸珠(しおひのたま)の謎と共に犯人も解き明かす…!
他にも即身仏が出てきたり、わらしべ長者のルーツが出てきたり、ミクニが宗教にはまりそうになったり、なかなか楽しい話が続くのでした。教務課の狐目もいつのまにかレギュラー入り。
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