Jump to navigation
«Prev ||
1 |
2 |
3 |...|
8 |
9 |
10 |
11 |
12 |
13 ||
Next»
5月10日 (月)
『夢・出逢い・魔性』 森博嗣 (講談社)
「You May Die in My Show」そして「夢で逢いましょう」というタイトル。
紫子と練無・紅子は、東京で収録の行われる女子大生クイズ大会に参加することに。女子大生は紫子しかいないじゃないか、なんていうツッコミをする暇もなく、会場の隣で番組プロデューサーが殺される。彼は以前から夢の中の女に殺されると怯えていた…。保呂草の友人である、探偵 稲沢がいい味を出すVシリーズ第4弾!
紅子はクイズそっちのけで謎解きです。(笑)
4月29日 (木)
『月は幽咽のデバイス』 森博嗣 ( 講談社)
オオカミ男が住んでいると噂される豪邸。そこで婚約発表のパーティーが開かれていたとき、奥のオーディオルームで血まみれの死体が発見される。密室状態だ。みんながそれぞれ何かを隠しているのか…?その場に居合わせた紅子と保呂草、直後にやってきて死体をものともせず飲み食い探検する練無、紫子、素直。作為と無作為が交錯する中、彼らはそれぞれの方向から事件に絡み、意外な真相へと迫る…。Vシリーズ第3弾。
これも、再読時にはインパクトはありませんでしたが、初読時はハラハラドキドキした覚えがあります。
過去のどこを探しても、間違いはなかった。
どこへ戻っても、きっと同じ道を選ぶだろう。
ただ一つ、
後悔することがあるとすれば、
他人を許容しようと思ったこと。
・・・
後悔って、何のためにするものなのか?
そもそも、それがわからない。
夢を見るのと同じだろうか。
わからない。
でも、
人を好きになった。
とにかく、心残りは、それだけだ。
4月20日 (火)
『人形式モナリザ』 森博嗣 (講談社)
夏休み、蓼科のペンションでアルバイト中の練無(ねりな)のところへ押しかけてきた、紫子・紅子・保呂草。近くの私設博物館「人形の館」で上演される乙女文楽のステージで、出演者のひとりが殺され、もうひとりは毒殺されかかる…。錯綜する事件、感情、そして人形…。犯人は神か悪魔か。Vシリーズ第2弾。これは、再読時にはインパクトはあまりありませんでした。でも、初めて読んだときは結構驚いた気がするんですよね…。
「それを忘れないで。言葉だけのことなの。全部そうなんです。言葉で理由をつけて、どんなふうにでも変えてしまえるの。言葉こそが、悪魔であり、神であり、私たちの罪でもある。でも、そこにしか、真理はないのよ」
4月13日 (火)
『黒猫の三角』 森博嗣 (講談社)
一年に一度起こるゾロ目殺人事件。3年前の7月7日には11歳の少女が、2年前の7月7日には22歳の大学生が、去年の6月6日には33歳のOLが殺された。そして、今年の6月6日に44歳になる小田原静江の元に、脅迫状が届く…。依頼を受けた探偵 保呂草は、同じアパートに住む小鳥遊練無(たかなしねりな)と香具山紫子を誘い、ボディーガードに乗り出す。しかし、パーティの最中、密室で静江は殺されてしまった…。華麗なる瀬在丸紅子登場のVシリーズ第1弾。
※どうでもいことなんですが、文庫版(第1刷)裏表紙のあらすじには「小田原静子」って書かれてるんですよね…。
さて、皇名月の解説では以下のように述べられています。
おそらく、「黒猫の三角」を何のヒントもなしに完全に理解できる人は、ほとんどいないだろう。わかりやすい部分だけを目にして、「すべて理解した」と思った人がいたとしたら、たぶん勘違いだ。現実の、人と人の関わりともよく似ている。
皇氏は、この作品を漫画化する課程でいろいろな疑問にぶち当たり、森氏にいろいろ教えてもらったそうです。すると、登場人物は嘘をついているは、気付かなかった二重の仕掛けが何個所もあるは、たくさん発見があったそうな。犯人捜しに執心していると、こういう楽しみを見逃してしまうに違いありません。これから読むという皆さんは、すみからすみまで味わってください。(笑)
再読で犯人も知っていたのに、いっぱい見逃しているらしい私って…。(汗)
4月 8日 (木)
『数奇にして模型』 森博嗣 (講談社)
マニアの集まる模型交換会で、密室殺人事件が起きた。殺されたのはモデル、しかもその頭部は切断され、持ち去られていた。そして、現場に昏倒していた社会人大学院生の寺林。一方、彼が会う約束をしていた女子大学生は、同じ夜に大学の実験室で扼殺死体となって発見される。こちらも密室だ。どうして頭部が持ち去ったのか?なぜ被害者の弁当を食べたのか?理解を超える犯人の行動に、西之園萌絵は混乱する。真相に至った犀川は…。S&Mシリーズ第9弾。
ここまでS&Mシリーズを読み返してきて、これは10作中一番好きな作品かもしれないと思いました。猟奇的な状況にもかかわらず、きれいだなぁ、と感じる物語。おなじみのメンバーに加え、萌絵の従兄でもあり、犀川や喜多の友人でもある作家 大御坊安朋が登場、テンポ良く物語が進みます。さらに、金子君、いい味出してます。かなり好きです。(笑)
4月 3日 (土)
『今はもうない』 森博嗣 (講談社)
西之園家の別荘の隣、橋爪家の別荘で、嵐の夜に起きた密室殺人事件。美しい女優姉妹がそれぞれ映写室と娯楽室で死んでいた。そして、彼女たちを見送るように、スクリーンには映画のエンディングが…。物語の語り手、笹木は「西之園嬢より先にこの謎を解く!」と息巻くが、18歳も年下の彼女にやりこめられてばかり。そして、事件そっちのけで彼女に夢中に…。萌絵が犀川に語るミステリ、S&Mシリーズ第8弾。
「その事件の場合も……、もっとも洗練された解決がなされた、と僕は思う。それは、最適という意味ではないけどね」
「どう違うんですか?洗練と最適は」
「最適でないものを許すことが洗練だ」
そう犀川の言うとおり、この作品が私たちに残すのは清々しい読後感です。まさに、嵐の翌日の澄み切った空のような。そして、サブタイトルにもなっている SWITCH BACK は、犀川を、私たちを、再び「今はもうない」風景へと誘うのです…。
こうやってシリーズをまとめて一気に読み返していると、登場人物の性格やその変化がよく見えてきます。以前、読んだときには気付かなかったことがたくさん見えてきて、とても新鮮。S&Mは残すところあと一作ですが、まだVシリーズもあります。これもきっと全然違う感慨を持って読むことになるでしょう。なんといってもあのへっくんが……なんですから。(笑)
«Prev ||
1 |
2 |
3 |...|
8 |
9 |
10 |
11 |
12 |
13 ||
Next»
mmm : ワタシモヨンデマス