«Prev || 1 | 2 | 3 || Next»

12月18日 (火)

『空の境界』(上・下) 奈須きのこ (講談社)


「そらのきょうかい」ではなく、「からのきょうかい」です。なんでも映画化するというのでちょっと読んでみました。最初は、自意識過剰系のゴテゴテライトノベルですかぁ?と思っちゃうくらい全然ちっとも面白くなかったのですが、途中から急に面白くなってハマってしまいました。あれはあれでありかもしれない。でも、どうやって映画化するんだろ…と思ったらアニメか。それならまぁわかるけど、7本別々ってのはどうなのか…。
ちなみに、この本で一番すごいのは解説じゃないかと思う、うん。

9月12日 (火)

『ゲド戦記 5 アースシーの風』 ル・グウィン (岩波書店)


4巻のラストで、テナーとテハヌーと共にゴントで暮らし始めたゲド。それから15年後が5巻の舞台です。レバンネン王に呼ばれてテハヌーとテナーはハブナーへ。一人ゴントに残って鶏や山羊の世話をしていたゲドのところへ、ハンノキという魔法使いがやってきて、毎晩夢で石垣に呼び寄せられうなされるのだ…と相談するところから物語は始まります。そして今、あの死の石垣の秘密が明かされる――。
あらすじだけ書くと面白いし、レバンネンVS女達の結束!みたいな構図もコミカルで楽しいのですが、全体としてはなんとなく地味で物足りないというか、ものすごい真面目な話で困っちゃうというか、まぁそんな感じでした。(笑)

[...続きを読む]

8月26日 (土)

『ゲド戦記 3 さいはての島へ』 ル・グウィン (岩波書店)


映画に直接関連するのがこの3巻と4巻。3巻が、エンラッドの王子アレンとハイタカが旅をする話、4巻『帰還』はテルーを引き取ったテナー(と人間として暮らすハイタカ)の話。これらを読むと、映画の浅さがますますはっきりしてきます。(以下、ネタバレあるかも。)

[...続きを読む]

8月19日 (土)

『ゲド戦記 2 壊れた腕輪』 ル・グウィン (岩波書店)


8月頭に図書館で予約していたのがやっと届きました。

幼い頃アチュアンの大巫女の生まれ代わりとして墓所に連れてこられ、以来“喰らわれし者”アルハとして生きていたテナー。そして16,7歳になった頃、彼女の前に現れたのは…そう、エレス・アクベの腕輪を求めてやってきたハイタカだった。


[...続きを読む]

8月 5日 (土)

『ゲド戦記 1 影との戦い』 ル・グウィン (岩波書店)


図書館で借りようと思ったら60人待ちだったのであきらめて買ってきました。2006年版です。
ゴントで鍛冶屋の息子として生まれたハイタカが、幼い頃はダニーと呼ばれていたこと、7歳の時に叔母に才能を見いだされてまじないを教わったこと、村を襲ったカルガド帝国の戦士を魔法で撃退したこと、それによってル・アルビの大魔法使いオジオンの弟子となったこと、そして、ローク島の学院で本格的に魔法を学ぶことになったことなどが語られます(このあたりまでで1/5ぐらい)。

[...続きを読む]

4月20日 (水)

『華胥の幽夢(ゆめ)』 小野不由美 (講談社X文庫)


十二国記シリーズの短編集。

■冬栄(とうえい)

泰麒が漣に旅したときのエピソード。実のところ、この旅は、戴王 ぎょう宗がこれから断行する粛正から泰麒を遠ざけておくために命じた旅であることをシリーズ読者ならば知っている。そして、その後の戴の混乱も…。しかし、この小品はそんなことはみじんも感じさせないほのぼのムード。あえていえば、うじうじ泰麒がカンに障るぐらい。(笑)
廉麟は、以前泰麒が蓬莱(我々の知る日本)に流されたときに、呉剛環蛇(ごごうかんだ)という国宝と共に泰麒捜索に助力した麒麟。その主(あるじ)である漣王 世卓はしっかりものの廉麟に叱られてばかりいる農民なわけだが、彼が語る「役目と仕事」という感覚がうじうじ泰麒に希望を与えるというのがこの作品のテーマだろう。だが、そんなテーマよりも、泰麒のお守り役 正頼のお茶目さの方が見所。(笑)
[...続きを読む]
«Prev || 1 | 2 | 3 || Next»