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『触身仏』 北森鴻 (新潮社)

 
蓮丈那智フィールドファイル2。
今回は那智の事件への巻き込まれ方が尋常ではない。何しろ、フィールドワーク中に謎のメールを残して音信不通になったかと思ったら薬で眠らされて死体と共に発見されたのだ。当然殺人犯との疑いを掛けられるわけだが、それで黙っている那智ではない。潮満珠(しおみちのたま)・潮涸珠(しおひのたま)の謎と共に犯人も解き明かす…!
他にも即身仏が出てきたり、わらしべ長者のルーツが出てきたり、ミクニが宗教にはまりそうになったり、なかなか楽しい話が続くのでした。教務課の狐目もいつのまにかレギュラー入り。

←なお、潮満珠の「珠」はほんとはこの字が書かれてます。潮満珠と潮涸珠は別名 満珠・干珠とも呼ばれるそうな。

「大黒闇」では、諸星大二郎のマンガ『暗黒神話』が引用されていました。
「神話に だまされては いかん! 神とは 古代では ありがたいものではなかったのじゃ! たたりをなし 破壊と死をもたらす 恐ろしい ものじゃった!」
大黒様はシヴァ神が変化したものだ、というところで出てきたセリフ。この諸星大二郎というのも民俗学っぽいのをいろいろ描いてるんだなぁ。面白そうだけど、絵が…。

2008年09月01日 [ミステリ] by スオミ - No Trackbacks このエントリーを含むはてなブックマーク このエントリーをはてなブックマークに追加 388

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