・花筵
・ちいさこべ
・ちくしょう谷
・へちまの木 の四編。
武家の妻として平穏な生活を送っていた お市。良人が逆徒の汚名を着せられたことにより姑、義弟、そしておなかの子と共に逃亡生活を送ることになったが…。
箱入り娘として育ったお市が、たくさんのものを失ってゆく過程で、真実の人間性に目を見ひらいてゆく姿を描く『花筵』。
江戸の大火で家も両親も失った大工の若棟梁 茂次。店の再建だけでも苦しいところを、ひょんなことから同じように焼け出された子供たちを養うことになったが…。
ただの意地っ張りに見えた茂次の心情を少しずつあかしていく『ちいさこべ』。
この二編は涙なしには読めませんでしたです。