何の気なしに手に取り、すぐその文章に強く惹かれました。待ち合わせぎりぎりまでずっと立ち読みしていたのですが、どうしても抗えずに購入。淡々と語っているのに、霧雨のように心に染み入る、そんな文章です。
物語は、癌で余命幾ばくもないとわかった四条直美という女性が、娘に宛てて残した4巻のテープをおこしたもの、という設定です。彼女の今の入院生活と、娘時代(大阪万博!)の出来事が交互に語られていきます。無惨な恋、許されない過去、そして死…。その人生をもって、娘に言うのです。あなたも自分の宝物を見つけなさい、と。
Amazonで検索したとき、はじめにこちらのCDが出てきました。私はこの曲を知らないのですが、きっと有名な曲なんでしょうね。小説の中ではジャニス・ジョプリンやジョニ・ミッチェル、フランク・ザッパなどいろいろなアーティストの名や曲が出てきます。そういう曲を知っていたら、この小説に感じるものはもっと多かったのかもしれません。
この作品は本当にすばらしいです!私が愛知万博で働いていた時に友人に進められてこの本を知ったのですが、この本は本当名作です!!皆様も是非!!!(回し者ではないです)