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11月24日 (月)
『ハダカデバネズミ』 吉田重人,岡ノ谷一夫 (岩波書店)
キョーレツだけど、これ以上はないぐらい名は体を表している「ハダカデバネズミ」。そのものすごくキュートな外見と驚くべき生態をユーモラスな文章で紹介した本。
ハダカデバネズミは、子を産む女王と、1〜3匹の王様、兵隊デバ、働きデバといった階級で構成される、蟻や蜂のような真性社会性哺乳類。しかも変温動物!なので、生まれた子の下敷きになって子を温める「ふとん係」までいるのだ。
ハダカデバネズミに魅せられた教授と、うまいこと釣られてしまった学部生や院生の研究の様子も綴られていて、とっても楽しい。これを読むと絶対ハダカデバネズミを見に行きたくなるよ!
時間があったらもう少し詳しく紹介する。
とりあえず、デイリーポータルZ「
ハダカデバネズミを見る人々」でも見るよろし。
10月25日 (土)
『ゴールデンスランバー』 伊坂幸太郎 (新潮社)
若くして首相となった金田が、地元仙台での凱旋パレード中に爆弾で殺害された。生中継で日本中が騒然とする中、異例の早さで「青柳雅春」が犯人として特定され報道される。次々と登場する目撃証言、ショットガンや麻酔銃を追ってくる警察。最初はわけもわからず逃げる青柳だったが、すてばちになりそうになるたび彼を支えたのは、大学時代の友人達との思い出だった―。
ザッツ・監視社会の日本で、国家的陰謀から逃げ切ろうともがく青柳の2日間を描いたミステリ(兼ファンタジー)。
10月12日 (日)
『夫婦一年生』 朝倉かすみ (小学館)
目には青葉―。
青葉と朔郎は新婚ほやほやである。とはいえ、お互い三十路、キラキラした関係ではない。でも、初々しさを楽しみつつ、「夫婦」というものに馴染んでいく二人の姿はほほえましい。勇ましいけれど、カワイイとこもある青葉。嫁と姑の闘いもひと味違う。
ドラマみたいにカッコよくはないけれど、その辺にありそうな「夫婦」。この後の二人がなんだか楽しみになってくるような、ふんわかした気持ちになる小説。こんな結婚ならアリかもしれない。…いや、私はないな、やっぱり。(笑)
10月10日 (金)
『ガーディアン』 石持浅海 (光文社)
勅使河原冴はガーディアン<亡くなった父?>に守られている。事故にはバリアとして働き、悪意には倍返しカウンターアタックをくらわせる。当然、殺意には、殺人で―。
栗原円もガーディアンに守られている。空き缶も銀行強盗も彼女にかすり傷ひとつつけることはできない。けれど、円はそこから一歩、踏み出してしまった―。
10月 9日 (木)
『温かな手』 石持浅海 (創元社)
「大学の研究室に勤める畑寛子の同居人・ギンちゃんは名探偵。サラリーマンの北西匠の同居人・むーちゃんも名探偵。人間離れした二人は、彼らが遭遇した殺人事件や騒動を、鮮やかに解き明かす!一風変わった名探偵とそのパートナーが活躍する、著者渾身の連作集。」
ってカバーのそでに書いてあるんだけど、人間離れどころか人間じゃないじゃん!(笑)
彼らは、人間のエネルギーを吸い取る謎の生命体。しかも、魂がきれいな人間のエネルギーが「おいしい」のだそうだ。そんな彼らが安楽椅子探偵を務めるこの作品は、どれも温かくて残酷で哀しい。
10月 7日 (火)
『流星の絆』 東野圭吾 (講談社)
功一、泰輔、静奈。小6、小4、小1の幼い兄弟は、こっそり夜中に家を抜け出して流星を見に行った。雨の降る中、家に戻ってくると、そこには無惨な両親の姿が―。
「シー、かたきとる。父さんと母さんを殺したやつ、シーが殺してやる」
彼らの思いもむなしく捜査は全く進展しなかった。ところが、事件は時効間際に急展開しはじめる。成長した彼らを繋ぐ絆の物語の結末は―。
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