今週の一冊 (10月第2週)       >>最新レビューはこちら

『流れよわが涙、と警官は言った』 フィリップ・K・ディック (ハヤカワ文庫)

三千万人のファンから愛されるマルチタレント、ジェイスン・タヴァナーは、ある日突然、存在しない人間になってしまった。彼のデータはことごとくセンターから消され、誰も彼のことを覚えていない。いったい何故?どうすれば抜け出せる? いやがうえにも興味をそそる謎。魅力的な登場人物たち。 最後まで一気に読ませます。


本棚

※この本棚は、Blog開始前のモノです。最新の情報はこちらをご覧ください。

まずは小説からまとめていこうと思います。
現時点では、最近読んだ本+お気に入りたちが記載されています。
赤字青字は特にお気に入りの本です。
それぞれの本の出版社や内容についてはほとんど言及していません。 Amazonなどを参考にしてください。

著者別インデックス

        ら わ

== あ ==
飛鳥部 勝則

殉教カテリナ車輪

第九回鮎川哲也賞受賞作。
帯 には 『図像学ミステリの誘惑』 と書かれています。
異色の推理小説。私のお気に入りの一冊。

我孫子 武丸

8の殺人
0の殺人
メビウスの殺人
殺戮にいたる病
探偵映画
人形はこたつで推理する
人形は遠足で推理する
人形は眠れない

 

イチオシ:『殺戮にいたる病』

サイコ・キラーものです。
表現がちょっとグロいんですが、とにかく、イチオシです。
実は、ゲーム『かまいたちの夜』 の原作者です。(このゲームもかなり好きでした。)

乾 くるみ

塔の断章

小説のゲーム化のために湖畔の別荘に集まった男女8人。ひとりの女性が墜落死する、、、。
文庫は作者による解説付き。「これだけ複線張ってるのに、誰も気づいてくれないんだもの!」ということらしいです。

江國 香織

流しのしたの骨
神様のボート
きらきらひかる
落下する夕方
薔薇の木 琵琶の木 檸檬の木
ホーリーガーデン
冷静と情熱の間 Rosso

イチオシ:『神様のボート』

静かな狂気。

恩田 陸

木曜組曲

映画にもなったようです。死んだ女性小説家と5人の女性たちの間にあったものは何なのか、それぞれがそれぞれの思いを抱えて、それぞれの謎を解く。 そんな物語です。

== か ==
川上 弘美

センセイの鞄
パレード
物語が、始まる

イチオシ:『センセイの鞄』

丁寧な言葉で、静かに綴られる物語。
とても、心に染みました。

川端 裕人

夏のロケット

「火星へ」という高校時代の夢。それを夢で終わらせることができない僕らは、無人島で非合法ロケットを作リ始める。

貴志 祐介

クリムゾンの迷宮
黒い家
十三番目の人格(ペルソナ)
天使の囀り
青の炎

サスペンス・ホラー。映画になった作品もあります。

イチオシ:『クリムゾンの迷宮』

北方 謙三

武王の門
陽炎の旗

イチオシ:『武王の門』

日本南北朝時代に海の向こうを見つめていた男たちの物語。
もう、とにかく読むべき。

京極 夏彦

姑獲鳥の夏
魍魎の匣
狂骨の夢
鉄鼠の檻
絡新婦の理
塗仏の宴―宴の支度
塗仏の宴―宴の始末
百鬼夜行―陰

ひとの心に巣食う妖怪の話。好みはかなり分かれるようだ。
後になるほど登場人物の味が出てくるというか馴染んでくるというか、読みやすくなっていく気がする。
個人的には『狂骨の夢』と榎木津礼二郎が気に入っている。

== さ ==
塩野 七生

ローマ人の物語

チェーザレ・ボルジア あるいは優雅なる冷酷

コンスタンティノープルの陥落
ロードス島攻防記
レパントの海戦

海の都の物語 (全2巻)

緋色のヴェネツィア
銀色のフィレンツェ
黄金のローマ

正確で理性的な文章が特徴。なのに頭の中にイメージが広がり、体が震えるのは、著者のローマへの思い入れの強さからでしょうか。

私はローマへ行き、実際にセルヴィリウスの城壁を見、アッピア街道を歩いてきました。

以前はちっとも面白くなくて途中で読むのを止めてしまった『ガリア戦記』(カエサル著)が、この『ローマ人の物語』を読んだ後ならものすごく面白いのです。

殊能 将之

ハサミ男

美少女連続猟奇殺人犯「ハサミ男」。3番目の犠牲者を決め、反抗の機会を狙っていたが、なんと自分の手口を真似て殺された彼女の死体を発見する羽目に。この設定だけで笑えてしまうミステリ。

== た ==
高村 薫

マークスの山

途中までは面白かったのですが…

辻 仁成

冷静と情熱の間 Blu
嫉妬の香り

『冷静と情熱の間』を、BluとRossoのどちらから読む方がいいのか、未だに答えは出ません。映画はイマイチでした…。

藤堂 志津子

夫の彼女

タイトルに惹かれて立ち読みを始めたのですが、とまらずに買ってしまいました。ラストは「しょうがないのかな」という感じ。

 

== な ==
西澤 保彦

殺意の集う夜
複製症候群
瞬間移動死体
人格転移の殺人
死者は黄泉が得る
七回死んだ男
ナイフが町に降ってくる
夏の夜会
ストレート・チェイサー

彼女が死んだ夜
麦酒の家の冒険
仔羊たちの聖夜
スコッチゲーム

ふざけたような軽い語り口が特徴、エンターテイメント性が高い作品群です。
しかしながら、その奥にあるものは冷たく暗い(こともあります)。

後半はシリーズもの。個性的な登場人物たちの過去が少しずつ明らかになっていきます。

イチオシ:『人格転移の殺人』

貫井 徳郎

慟哭

本格推理物。絶賛されていたので期待して手にとったが、書評にあるような意外性は感じなかった。

 

== は ==
東野 圭吾

放課後
卒業―雪月花殺人ゲーム
白馬山荘殺人事件
学生街の殺人
十字屋敷のピエロ
鳥人計画
眠りの森
変身
回廊亭の殺人
ある閉ざされた雪の山荘で
分身
怪しい人々
昔僕が死んだ家
パラレルワールド・ラブストーリー
天使の耳
名探偵の掟
どちらかが彼女を殺した
私が彼を殺した
悪意
探偵ガリレオ
秘密
白夜行
嘘をもうひとつだけ

ミステリ作家ですが、最近はだんだんと心理派・社会派寄りになってきているようです。でも、昔には昔のよさが、最近のものには最近の良さがあります。

イチオシ:『どちらかが彼女を殺した

イマイチ:『名探偵の掟』、『探偵ガリレオ』、『嘘をもうひとつだけ』

福井 晴敏

川の深さは
Twelve Y.O.

よいです。
本多 孝好

MISSING
ALONE TOGETHER

青春小説。
== ま ==
宮城谷 昌光

中国古典の言行録
春秋の名君
史記の風景
天空の舟―小説・伊尹伝 (全2巻)
菅仲
夏姫春秋 (全2巻)
華栄の丘
子産 (全2巻)
中耳 (全3巻)
介子推
楽毅 (全4巻)
奇貨居くべし (全5巻)
太公望 (全3巻)
孟夏の太陽

中国春秋戦国時代の歴史小説。
はじめはとっつきにくいと感じるかもしれませんが、たくさん、そして何度も読んでいるうちに時代背景や国・人物の関係が頭に入ってきます。そうすると、どんどん面白くなってくるのです。

自分の生き方を省みずにいられません。
どれも2〜3回ずつ読みましたが、毎年読み返したいと思います。

イチオシ:『奇貨居くべし』

宮部 みゆき

龍は眠る
寂しい狩人
地下街の雨
今夜は眠れない
夢にも思わない
我らが隣人の犯罪
長い長い殺人
蒲生邸事件
レベル7
クロス・ファイア
火車
R.P.G.
模倣犯
理由

安心して読める作品ばかりです。

イチオシ:『クロス・ファイア』

イマイチ:『理由』

村上 春樹

ノルウェイの森 (全2巻)
ねじまき鳥クロニクル

彼の本を読んでいると、彼の世界にシンクロしてなかなかもどってこられなくなります。けっして気持ちのよい世界ではないのに。
村上 龍

イン ザ・ミソスープ
希望の国のエクゾダス

どちらも引き込まれました。頭の中がぞわぞわする感じ。
森 博嗣

すべてがFになる
冷たい密室と博士たち
笑わない数学者
詩的私的ジャック
封印再度
幻惑の死と使途
夏のレプリカ
今はもうない
数奇にして模型
有限と微小のパン

黒猫の三角
人形式モナリザ
月 は幽咽デバイス
夢・出会い・魔性
魔剣天翔
今夜はパラシュート博物館へ
恋恋蓮歩の演習
六人の超音波科学者
捩れ屋敷の利鈍
朽ちる散る落ちる

まどろみ消去
地球儀のスライス
女王の百年密室
そして二人だけになった

大学教授兼推理小説家の書く推理小説です。
建築系の教授ですが、特に理系ネタが多いというわけではありません。
むしろ、言葉の遊びの方が多いのでは。

はじめの10冊がS&Mシリーズ。
犀川教授と西之園萌絵という二人の天才が主人公。

その次がVシリーズ。
瀬在丸紅子、保呂草潤平、小鳥遊錬無、香具山紫子らが繰り広げる物語。
1冊ずつ間をおいて読むのではなく、一気にまとめて読むことをおすすめします。

イチオシ:『そして二人だけになった』、『黒猫の三角』

この、『黒猫の三角』はある意味すごいです。
シリーズの一作目としてなら、もっとすごいのです。
理由は読んでからのお楽しみ。

== や==
山田 詠美

アニマル・ロジック

マンハッタンで生きる黒く美しいヤスミン。彼女は、言葉よりも、愛の理論よりも、とりこになった五感のせつなさを信じている。
一気に読んでしまいます。

山本 周五郎

赤ひげ診療譚
ちいさこべ

どちらもよかったです。どんどん読もうと思いました。

柳 美里

家族シネマ

私は、柳美里の文章が大嫌いだ。と思いました。

 

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