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6月 8日 (月)
『孟夏の太陽』 宮城谷昌光 (文藝春秋)
重耳に従って諸国を巡った趙衰の家系を追う連作短編集。
「孟夏の太陽」…趙衰の嫡子、趙盾(ちょうとん)の物語。狐氏の邑に滞在中、趙衰が赤狄の首長の娘、叔隗(しゅくかい)を娶らされるあたりから物語は始まる。ちなみに、叔隗の妹、季隗は重耳の妻となっている。結論だけ言えば、赤狄からかっさらってきた姉妹の片方を趙衰に押しつけたわけだ。その趙衰と叔隗の間に生まれたのが盾である。その後重耳と家臣らは狐氏の邑を離れ流浪の旅に出て、9年後ようやく叔隗と盾は晋に呼ばれる。本来なら正妻になれるはずのない叔隗だが、趙衰の妻であり重耳の娘である君姫のはからいにより、叔隗が正妻に、そして趙盾は趙家の嫡子とされた。その後、趙盾は陽処父(ようしょほ)にその才能を認められ、晋を動かしていくことになる。しかし晩年、君姫の恩に報いようとしたことが、後に趙氏を滅亡の危機に立たせることになる…。
6月 2日 (火)
『重耳 (上・中・下)』 宮城谷昌光 (講談社)
春秋の五覇の一人、晋の文公の物語。
重耳の祖父、称は曲沃(きょくよく)の君である。当時、晋は翼(よく)と曲沃に分かれており、翼を伐つことが称の悲願であった。翼の君を3代にわたって伐ち、ようやく翼を滅ぼした称は、死後 武公と呼ばれる。(このへんまで上巻)
称の太子 詭諸には、申生、重耳、夷吾をはじめ幾人もの公子がいたが、驪戎を伐った際に得た族長の娘、驪姫に惑わされ、驪姫の息子を太子にするべく公子を殺そうとする。重耳や夷吾は逃げ出したが、親孝行すぎる太子 申生は最後まで詭諸に逆らうことなく死ぬ。(このへんまで中巻)
5月23日 (土)
『楊令伝 8』 北方謙三 (集英社)
とうとう童貫が梁山泊に入ってきた。棗強に陣取った童貫を、呼延凌、張清、花飛麟、馬麟、郭盛、扈三娘らが包囲する。金の国が南下を始めるのを待っていたように戦闘が始まった。度重なる激突で双方犠牲を出しながらも、童貫と楊令は動かない。どうなる、梁山泊?!
…って、今回も前巻に引き続き扈三娘が大変なことに。そして、また漢達が倒れていく…。岳飛と高平がそれとしらず遭遇するシーンにもちょっとドキドキした。
もう九巻出てるんだよなぁ。順番回ってくるのはいつだろうか…。
5月20日 (水)
『レパントの海戦』 塩野七生 (新潮文庫)
出掛けにぱっとその辺にあるヤツですぐに読めそうなものを手にとってみたらこれだった。よく考えると、『コンスタンティノープルの陥落』、『ロードス島攻防記』に続く三部作の最終巻じゃないか。第一部から読めばよかった…と思ったけど、なぜかコンスタンティノープルだけ手元にない。誰かに貸したままなのかなぁ。
ヴェネツィアがなんとか最後の十字軍をかきあつめ、キプロスに向かったが時既に遅し。キプロス最強の要塞ファマゴスタはとうとう陥落し、虐殺の限りを尽くされたとの報告を受け、それまでバラバラだった各国が復讐に燃え一致団結し、レパントでトルコ海軍と激突!
…という血なまぐさい話の前に、ヴェネツィアの参謀バルバリーゴのささやかな幸せや、トルコで軟禁状態の大使バルバロの政治的駆け引き、法王ピオ5世を必死で口説き落とそうとする外交官ソランツォなど、海上以外での物語があるからこそ、たった5時間のレパントの海戦が壮絶で悲しく素晴らしいものに思えるのだ。
『海の都の物語』からまた読みたくなった。うーん、これも誰かに貸したままか?(汗)
12月15日 (月)
『楊令伝 7』 北方謙三 (集英社)
なんだか思い出話の多い巻。とうとう童貫と激突!楊令のスタンドプレイ、花飛麟V.S.岳飛、穆凌V.S.趙安、そして・・・。
10月 5日 (日)
『楊令伝 6』 北方謙三 (集英社)
図書館でちまちま借りているので、どうしても遅れ気味。ようやく順番が回ってきた。第六巻は、扈三娘と侯真が主役かな。聞煥章と扈三娘の対決は見物。
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