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5月19日 (月)

『オスマン帝国』 鈴木董 (講談社現代新書)


歴史とか文化とかという意味なら『オスマン帝国の解体』の方が興味深いけど、オスマン・トルコについて知りたいというならこちら。
詳細はあとで書くかも。メモを取る前に図書館に返しちゃったからわかんないのだー。

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4月28日 (月)

『預言者の妻たち』 (日本ムスリム教会)


アーイシャ・アブドッラハマーン 著
富増輝子 訳
269P

エジプトの学者が、ムハンマドの妻達を一人ひとり精彩に描いた超絶面白い本。いや、イスラームに興味がない人にとっては人がずらずら出てくるだけで面白くないかもしれないけれど、私にとっては、「大学にいてよかった!」と心底思ったぐらい楽しい本でした。なんでかって、最後のページを見たら「非売品」て書いてあったんだよ!
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3月25日 (火)

『新楊家将 血涙』(上・下) 北方謙三(PHP研究所)


楊家将』の続編。2年前、味方であるはずの潘仁美の裏切りにより壊滅に追い込まれた楊家。生き残った六郎と七郎は、宋を信じ切れないまま楊家再興の命を受ける。一方、記憶を失ったまま、耶律休哥に見込まれ遼の将となる石幻果。戦場で再び彼らが激突する!
楊家側と遼側が交互に描かれるが、やや遼にウエイトを置いた配分か。『楊家将』に比べるとややおとなしめの印象だけれど、それはある意味仕方のないこと。石幻果の苦悩や耶律休哥との交流、蕭太后や楊家の兄弟達の思い、そういった内面が描かれながら物語は終焉へ向けて粛々と進む。ラストの草原のシーンはじわりときたな…。

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1月20日 (日)

『楊家将 (上)(下)』 北方謙三 (PHP文庫)


水滸伝出てくる青面獣楊志の祖先とされている楊業、この伝説の武将楊業の物語です。(ちなみに呼延灼の先祖とされる呼延賛も登場。)
時代は宋が中国統一を果たすというところから始まります。燕雲十六州を取り戻すという宋主の悲願のために闘う楊業と7人の息子達の活躍を見よ!遼の耶律休哥もかっこいいぞ!

ちなみに続編の『血涙―新楊家将』はまだ文庫化されてません。

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9月25日 (火)

『ローマ人の物語 29〜31』 塩野七生 (新潮文庫)


「終わりの始まり」(上・中・下)
みんなマルクス・アウレリウスは賢帝中の賢帝というけれど、実は終わりのきっかけを作ったのはこの人なんじゃないか…という話。そういう目で見ることもできるんだなぁ。皇帝になるなり難問が次々襲いかかった不運はあるけれど、失策はいろいろあったじゃないか、と。
広大な帝国を治めていくためには、辺境を実体験することも重要だし、ローマにいることも重要(ローマを空けてばかりだとハドリアヌスみたいに元老院や市民が「俺ら軽視されてね?」と怒り始めるから)。両立するのはよっぽどのバイタリティがないと無理だよなぁ。

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8月12日 (日)

『青雲はるかに (上・下)』 宮城谷昌光 (集英社)


秦の名宰相范雎の半生を綴った物語。不思議な薬売り吟尼との出会いから物語は始まる。そして謎の女性原声との出会い、鄭安平との友情。秦にはいるまでの話はめちゃくちゃドラマチックで面白い。本人はいたってストイックなのに、なぜか女性に惚れられる。しかも、絶世の美女や気だての良い女性にばかり。『奇貨居くべし』に登場したミステリアスな女性「南芷」までも!時代が重なるため、秦に入ると懐かしい名前ががんがん登場する。魏冄や白起にはひっかきまわされるし、趙の廉頗には頭を痛める。平原君信陵君もちらりと登場。
秦の宰相になってからはあんまり明るい話もないせいか勢いに欠けるが、まぁそれは仕方ない。

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