80歳だからできる医療がしたい―。白衣を捨て、血圧計と聴診器だけでなんでも診る医者、早川サン。薬は奥さんの点てる一服の茶。そんな早川サンの徒然日誌。
私も子どもの頃同じような経験をしたり同じようなことを考えていたようなのに、彼女が書くとまるでパラレルワールド小説のような不思議なエッセイになる。
本業は翻訳者らしいのだけれど、私が彼女を知ったのは、友人が見せてくれた、本の寸評の切り抜き。そして、初めて読んだのがこの『ねにもつタイプ』なのだけれど、カテゴリをエッセイにするか小説にするかファンタジーにするか本気で迷ったよ!
愉快な二人の往復エッセイ。まさに「ああ言えばこう言う」の応酬で、気持ちいいぐらいスカッとする文章だ。これは「旅」がテーマになっているが、「食」がテーマの前作「ああ言えばこう食う」も読んでみたい。
関係ないけど、やっぱり私がこれから目指すべきは阿川佐和子だと思った。
「小説新潮」に連載されていたコラム「腹立ち日記」を文庫化したもの。「からたち日記」のもじりらしいけど私にはよくわからない。
男女64人の“腹立ち”が、2ページ半ずつぐらいずつずらーーと並ぶのはスゴイ。だいたい、人が怒っているのを見たり聞いたりするのはあんまり気分のいいものではないわけで、書き手のほうも、笑いを織り交ぜて書いているものが多くて楽しいが、なかにはほんとに腹立ちをぶちまけてるだけのようなものもあって、苦笑したり。
これも人から勧められて読んだ本。寺山修司の著作からの引用集です。
石川啄木ほど楽しめるものではありませんでしたが、ところどころニヤリとしたり納得したり。
抱腹絶倒だ、と知人から勧めてられて読んでみた石川啄木歌集。情景を想像しながら読むと確かに笑ってしまいます。まじめであればあるほど笑ってしまう。私に絵心があったら1コマ漫画をつけて紹介したいところ。