第5回 アカデメディア「
Life Hackers Conference 2005 〜生活を便利にするちょっとしたデジタル技の数々〜」に行ってきました。
今回はあんまりログとっていません。ログというより書き殴りのメモという感じ。なので、要点が知りたいという人には向きません。雰囲気を味わうぐらいのゆるーい感じで書いてます。
今回の特徴は、1.常連が9割、2.女性が5人ぐらいという点。田口氏もNaoya氏もそれぞれ別の意味で「気ィ抜けました」「モチベーション50%さがりました」とか言ってました。まぁ詳細は言及しない方向で。w
目次 ==============
1.事前投稿の発表&百式的Life Hacks 田口氏
2.Naoya氏 Life Hacks
3.増井氏 Life Hacks
4.Life Hacks会議
前回同様、適度に敬称略、ところどころに私の感想やツッコミ等入ってますのでその辺はうまく読み分けてください。少なくとも、■はPPTに書かれていたこと、…より右は言葉による補足です。
1.田口氏 ==============
■事前投稿からの不便利
事前投稿のお題は、コレでした。
ときは2010年。インターネットで仕事をすることが当たり前になったその時代に、新しい定番文房具が登場しました。はさみ、ホチキス、カッターに続く、その新しい定番文房具の名称と機能を教えてください。
Q1. その文房具の名称は?
Q2. その文房具の機能は?
で、これに対して多かった投稿のひとつがこれ系。
【キャプシート】
液晶ディスプレイにぺたっとはりつけて3秒待つと、画面が写し取れるディスプレイ転写シート。
貼る前は透明だが、画面からはがすと裏が白くなって、紙に印刷したようになる。
用途に合わせて付箋サイズからA4までいろいろあり。
って、これは思いっきり私が投稿したヤツです。思い付いたときはなかなかいいアイディアだと思ったんですが、みんなこういうの欲しかったんですねぇ。でも、裏が白くなるっていうのはイイでしょ?
他には、電話をしながら相手のメモ用紙へ用件を勝手に書き込みできるとか、手にメモするかわりに透明手袋にメモするとか、カンペUSB機能付きメガネとか、在宅勤務中に「バカヤロー!まだ終わってないのか!」とか「お前なんか辞めてしまえぇ〜!」と罵倒してくれるペン(だっけ?ちょっとMチック)とかいろいろ出てました。
さらには、道具の説明ですらないものも。「長く使い続けることでそのひと個人のものさしができあがっていく。たまに普通の人のものさしでははかれないものがある。」ってなんかわかんないけど哲学的でかっこいい余韻が…。(by 田口)
さて、事前投稿からわかったのは、以下のようなこと。
便利な世の中とはいえ
・うまくメモできない
・やる気が出ない
・うまくコミュニケーションがとれない等々
■Life Hacksの必要性
全体的に複雑になりすぎ。
■Life Hacksとは
もともとは・・・「Secret Software」
the scripts that geeks write for themselves to get them through the day.
→43.Foldersなどで提唱されているのは
「個人的に使っている、生活に役立つシンプルな小技」
source:
http://wiki.43folders.com/index.php/Life_hacks
(
ここも参照)
現在海外では「Life Hacks」というキーワードが聞かれるようになってきました。日本ではなじみがうすい言葉ですが、「人生をちょっとだけ改善するデジタル小技(個人的超訳)」ぐらいに思ってください。
■人気記事
・時間を節約できるメールソフトの設定6つ
・気になるToDoをやっつける7つのステップ
・字がうまくなる方法
・やる気を保つ6つの方法
・あなたが一分でできること
(うーん、タイトルがうまいなぁ!)
どういう風に人生をシンプルにしてるか
・リストルーザーにならないための3つのアイテム…ToDoリストをなくしちゃうってありがち。今は
3色フォルダを使ってる
・きれいな文書やサイトを作る方法…きれいだなーと思ったサイトは全部ぶちこんでおく。いかに普段から集めておくかが大切。
・今何をしているか忘れない方法…
Get Back to Work
さて、ここからが一番いいたいことが始まります。
■複雑な世の中への対抗策
Life Hacksのサイトを見てると
GTD or
CLM
のどれかについて書いてる。
■GTD (Getting things down) について
隠れたベストセラーと言われている、「
仕事を成し遂げる技術」。ストレスフリーの個人の生産性向上のワークフローについて書かれている。
日本だと
読むのが辛い…ちょっと読むのが難しいが、書いてあること自体ははわかりやすい。
この本が言ってるのは、
1.すべきことは一カ所に入れろ
2.たまったやつはあるルールに従ってシステマティックに処理しろ
という2つのこと。フローチャートがあって、これに沿ってやってるといつのまにか仕事が片づいていてあら気持ちいい!ということになるのだ。(この人はLife Hackersの教祖とあがめられているらしい)
この理論を応用したさまざまなツールがある。例えば。
・GTDTiddlyWiki
・tasktoy
■CLM (Check List Management) のすすめ
・GTDはある程度むずかしい(geek向け)
・もっとシンプルな行動システムが必要
・Simple Life時代のもっとも流通しやすい知識形態…チェックリストにまで落とし込めば使いやすい。網羅性があるように見える。あたまよさそうに見える。チェックリストマネージメントが2006年あたりにはくるんじゃないかと。
・CLを流通させるシステムが必要
ということで作ってみた!
CheckPad.jp
↑CheckListを作ったり共有したり配布したりできる。
ベータテスター募集中。
バグあっても怒らない人
機密事項とか書き込まない人
提案してくれる人
上記を納得してくれる友人と共有してくれる人を30名ほど募集。希望者は・・・後ろの箱に名刺を!
結論。
CheckListをエントリとして出すとコメントやTBがよくつく。
発信する人のところに情報が集まるの法則。
前回アカデメディアで「弱者キャラやれ!」というのがあったけど、「今回はCheckListを出せ!」と言いたい!
2.Naoya氏 ==============
「はてなと僕とLife Hacks」
ちょっとしたことから大きな効率化、ということについて話したいと思います。
(5/26追記:NaoyaさんからTBをいただきました。Naoyaさんのプレゼンについては
ご本人の記事の方が断然わかりやすくまとまっています。)
(まずははてなのサービスについていろいろ紹介がありましたが、みなさんよくご存じだと思うので一部は割愛。)
●はてなブックマーク (←力をいれている)
人に見せたらどんなことが起こるかなーと思ってやってみたらすごかった!
●はてなフォトライフ
キーワードでつながるオンラインアルバム
●はてなRSS
はてなアンテナの進化版。
RSSはRSSという名前が付いてるからだめなんだー!とどこかの講演で言ったばかりなのに、社内の圧力に勝てず…(涙)
●はてなクリック
●はてなアイディア…はてなへの要望に投資する。要望管理&吸い出しシステム。みんなが期待、予想しているものから実装していく。
■どんなコンセプトで開発しているか
・知的生産ツール群 by umeda-san
日々に暮らしをちょっとだけ便利に umeda-san
はてなを使うとちょっと賢くなる
・人と人をつなげる
・小さな知識を集めて大きな知恵に
Wisdom of Crowds…たとえばGoogle
・お客さん巻き込み型サービス
はてなのツールでお客さんを幸せにお客さんによってはてなも幸せに。
■開発スピードの秘訣
1.自分たちでやる
2.無駄なことを省く
・×長い会議、読まない仕様書、大量の書類、必要以上のテスト・・・こういうのは無駄だとみんな気づいているのに、誰一人改善しようとしない。不思議〜。小さな会社だから、個人が無駄だと思うことはやらないようにしている。
・立ってミーティング
・持ち時間3分、投票…蛍のひかりが流れるよ、よかった点だけを投票する。
・紙片でタスク管理…カップヌードルの箱。タスク管理は難しくしようと思えばいくらでもなるんだけど、シンプルにねー。このシステムは「あしか」と呼ばれてます。もとは「はてな進行管理」で「はしか」だったんだけど、縁起が悪いから…
・eXtreame Programming…立ってミーティング、ペアプログラミング、仕様書は書かない、とかいろいろあるけど、はてなではいいとこどり。
・Perl
3.合宿
ノートPCもってオフシーズンの伊豆の海岸に行ってひたすらプログラミングをする。そんなとこなのに無線LANがついててw
ToDo管理でできることの限界というのがある。新サービスを3日掛けてつくる、とかいうのは先が見えない。合宿でやるのがいい。その間はToDo管理やらない。
夜は大富豪w
実はアナログなんだけど、これが劇的な効果を生んでいる。
はてなの話はこれぐらいで、次はぼくの話を。
■日々の情報収集
4大原則 …4大なのに3つしかない!と気づいて(汗w
・情報は発信するところに集まる
・情報は一期一会(後で読む・・・わけない)
・情報は分散させない、整理しない→検索
必要ならHack!
前は自分用のツールを作ってたけど・・・
最近は、僕が必要なら他の人も必要だの法則ではてなでつくっちゃう
ex) はまぞう、はてなBM、はてなRSS
今まで作ってたもの
RssRolling・・・はてなアンテナの原型
■日々の情報収集 (あれ?2つめ?)
1.フローを捕まえる
・はてなRSS
・はてなブックマーク(BM)のお気に入り
・はてなBMの注目のエントリー
2.捕まえた情報を「感想付きで」ストック…「後から読む…」というのを避けるため
・はてなBMに放り込む
・ChangeLogメモにメモる・・・ここからネタ書いてる。ココを見ると将来書くことがわかっちゃう・・・
(※ここまではあまり大事じゃないかも。自分に合わせてカスタマイズしないとだし… by Naoya)
3.アウトプットする…これをやるとやらないとでは違う!自分でやってみないと覚えない。ものを覚えるには、考えながら書くのが一番。
・blog、はてなブックマーク…誰かに呼んで貰えるというモチベーションがある。アウトプットに拘ってやってもらいたい
■TIPS
メールも振り分けないで検索(超・整理法)…未処理メールが増えないように早く返事を書く…
野口悠紀雄
という人も言ってるんだけど、振り分けないで時間軸に沿ってやれ。CLもそういうコンセプト
■ソフトウェア開発のToDoはやりながらメモ
・気づいたことをメモってToDoはやりながらメモ…あらかじめどんな問題が出るかなんてわかんないもん。
・やりたいことからやる。嫌なことが残るけど、それは公開直前なので乗り切れる
■PCは可能なら仕事・プライベート共用
・情報は分散させないの法則
・個人情報保護法とかで無理な場合もあるかも
■情報に埋もれない、適当なところでやめる
・読み飛ばす技術・・・RSSとかでめっちゃ情報あるし
■本を読んだらレビューを書く、引用してblogを書く
・自分なりの意見にしないと身に付かない
・いいことを書くとウマー(アサマシ)
●まとめ
■大きな効率化ほどちょっとしたことで
複雑なツールに振り回されない…Officeを使いこなそうとか思ってもしょうがない
整理しない…整理しないのもなんだけど、整理に生き甲斐を覚えるなんてことにはならないように。
無駄なことをしない…無駄だとわかっててもなかなかやめられないとは思うけど、それを乗り越えるとすばらしい世界が待っている!
アウトプット主義…なるべく世の中に還元していきましょう。ちょっと調べてUPするとコメントやらTBやらが集まって1日か2日で専門家になれちゃうよ。いつの間にかAjaxの専門家とか言われてるけど、はじめはそんなことなかったんだ。
Amazonのリンクとかやりすぎには注意w
■必要なもの=ちょっとした勇気
3.増井氏の話(というかデモ) ==============
(筆者注)時間がおしているからというのもあるんでしょうが、そうでなくても増井さんは話すのが早いです。デモも次々繰り広げられ、PPTはどんどん飛ばされ、テキストログをとることはおろか、デジカメで撮る人すら間に合っていなかった模様。w
きっとこれは後日資料をもらえると信じています。
とりあえず、膨大なデモの中からいくつかメモ。(ところどころ抜けあり)
■ピテカン辞書:ズーミング&あいまい検索
英和辞書なんだけど、可逆なのがミソ!
すげー、ぴてかんとろぷす、あるきめです、かなりめちゃくちゃ入れても出てくるよ!すげーーーー!
※いなかった人にはわかんないと思うんですが、すごかったです。カンドー。
■QuickML:どこでもコミュニケーション
一般的な
作成が面倒←メールを送るだけでML作成、空メールを送るとメンバ削除
設定が面倒←
管理が面倒←
■近傍検索:近さを重視した検索手法
近傍の情報をたどっていくことに目的の情報に接近
・時間的近傍
・内容的近傍
・位置的近傍
本棚.org:敷居の低いコミュニケーション
って増井さん、なんかのっけから怪しげな本の表紙が見えますけど!
→同僚のお姉さんが書いたというので読んでみようと思ったらやっぱりヤバかった。by増井
本をもっているだけでコミュニケーションになる
・蔵書管理
・書評管理
・自分と趣味の似た人を捜す
・ソーシャルネットワーキング
「正統派ハッカーの本棚」ってのもあって(別にそういう誰かがいるわけじゃなくって、こうだろう、という予測なんだけど)、それとどれぐらい近いかを調べて誰が正統派ハッカーかってのがわかったりとかして。
「養老孟子の本棚」とかもある〜。
■
地図帳.org
店とか観光地とか登録できる。
例えば、「
アキバのメイド喫茶の地図帳」。
って別にこれは私が作ったんじゃなくて誰かが作ってくれたんですよ。
まだあんまり流行ってないんですけどもぜひ入れてください。
スタバ地図帳もデータ全部入れたので是非ご利用ください。
■情報家電の操作手法
あやまったアプローチ…万能リモコンで・・・とか、具体的な装置のこと考えちゃイカン。考えなくても自動ドアみたいなのがよい。
■CD−FAX
CDを指すとコピーされて別のCDに焼かれる
(これは
写真がすっごく面白い。というかおもしろおかしいw)
CD−ROMはセンサ・アクチュエータ
これをUPしたら、米国から取材依頼が来たんだけど、ぐぐってみたら違法コピーの会社だったんでさよなら…。親に写真を焼いて送るために作ったんですよ。
■ユビキタスなメモ書き
(このへんはいろいろあって、メモを見てももう断片的で書くのは断念。きっと増井さんの資料が提供されるに違いないと思っています。ただ、ひとことだけ紹介。)
「デジタルあしか」使ってるんだ。(Naoya氏と違って)紙じゃないトコがえらいと思うよ。 (by増井)
(5/26追記:増井さんから資料が提供されたのでポイントだけ追記します)
■メモシステムの要件
・いつでもどこでも使える
・情報を簡単に参照できる
・追加や修正を簡単に行なえる
・データを安全に確保できる
■メモシステムの方針
・インターネットが使えるときはWikiを利用
・使えないときはPCのローカルデータを編集
・複数のPCを利用可能
・PDAではサブセットを持ち歩く
・携帯からでもアクセス可能
■ChangeLogとの違い
・複数マシンで使いたい
・時刻も記録したい …なぜかCLは時刻が出ないんだよな、ブツブツ…
・タイトルや分類を考えるのがめんどくさい
4.会議 ==============
■今日の会議テク
なんとなく場を仕切られてしまったときの対抗策
「じゃ、みんなで書いてみよう」
+
「書いたのだけ読んでね」
この「書いたのだけ読んでね」を言わないと意味がない。
「人間関係」とだけメモして5分ぐらい喋る人とか言語道断!w
■今日のお題
「ポスペの再来か?」
2005年末、バカ売れのメールソフトが登場。そのコンセプトは「職場のコミュニケーションを改善するメールソフト」。
「会社に行くのが楽しくなりました!」「メールっていいですね!」、そうした感動的な反響が全国のビジネスパーソンから届きまくったそのメールソフトについて教えてください。
このメールソフトは、職場で起こりがちな( )問題を、画期的な( )機能を搭載することによって解決。その名も( )
今回は時間の都合で個人賞はナシ、グループ賞のみでした。
まずグループ第二位は…
このメールソフトは、職場で起こりがちな( ? )問題を、画期的な( ポイント )機能を搭載することによって解決。その名も( スターメール )
今でもメールに重要度がつけられるけど、みんな重要とつけて送ってしまってみんな見なくなるから、持ちポイント制(☆)を導入し、限られた☆数の中で重要度を割り振る。(発表の時穴埋め部分を読んでくれなくていきなり説明だったのでわかりませんでした。hattoriさんのチームなので
hattoriさんがきっと後で書いてくれると思います。)
商品は「RSS-100SHIKI Tシャツ」。いいなー。
栄えあるグループ第一位は…
このメールソフトは、職場で起こりがちな( 愛人 )問題を、画期的な( 疑似愛人 )機能を搭載することによって解決。その名も( ボスとペット )
説明イラネーーー!!(笑)
とくひろくんちのチームなので、詳しいことは彼に聞いてください。商品は図書券3万円。
ちなみに、私が考えたのはこんなやつ。
このメールソフトは、職場で起こりがちな( 上司や同僚の嫌なところばかりが目につく )問題を、画期的な( ほめてポイントゲットする )機能を搭載することによって解決。その名も( ほめゴロシ・ゲッター )
一日一回は強制的に褒め言葉入力欄が登場。どうしても褒める言葉が見つからない場合は「ほめゴロシ・アシスト機能」で「とりあえずネクタイをほめてみる」などクリックすると勝手に「今日のネクタイステキですね」と変換されたり。
話しているうちにポイントとかいらなくて、単に褒めるだけでいい気がしてきました。
さて、田口さんが最後に「ひとこと言わせたい人がいる」ということで、橋本さんの登場です。ずっと無敵会議を一緒にやっていたのに、アカデメディアになってから一回も来ていなかったとのこと。今回ようやく参加してくれたので感想を…。
参加する側になってはじめて難しさを知りました。今デジハリで生徒相手にこういったワークショップをやらせているのですが、……やっぱ社会人は手強い!w
また来ます!
ということで、長かったログも終了。また見直しせずに寝ちゃいます。何かあったらまた明日以降加筆修正いたします。(現在2:10)
うっ、指名されてる。
すんません、あいかわらず略式のレポートで済ましてしまいました。
何だっけかな〜、メモってなかった..