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『月曜日の水玉模様』 加納朋子 (集英社文庫)

 
月曜日の水玉模様
火曜日の頭痛発熱
水曜日の探偵志願
木曜日の迷子案内
金曜日の目撃証人
土曜日の嫁菜寿司
日曜日の雨天決行
…というタイトルの連作短編集。丸の内に勤めるOL陶子が、身の回りの小さな謎を解いていく。そこにはさまざまな人たちが確かに生きていて、いろんな思いを胸に沈めて日々を過ごしていて――。陶子の心をちょっとずつ融かしていく萩くんにエールを送ります。

ただ、電車の中で読んだのは失敗。またぽろぽろ泣いちゃったい。

最後に、解説が私の好きな西澤保彦さんだったので、そしてその言葉があまりにも的確なように思えたのでそのことばを。
メルヘンタッチでハートウォーミングな、慈愛に満ちた清冽そのものの作風にもかかわらず、読むものの喉元に現実の冷たさという刃先を同時に突きつけてくる凄みが加納朋子ワールドにはあります。

彼のこの本に寄せる後書きには並々ならぬ思い入れを感じます。本編だけでなくこの後書きも必読。

2005年05月26日 [小説] by スオミ - No Trackbacks このエントリーを含むはてなブックマーク このエントリーをはてなブックマークに追加 2211

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