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『色彩の世界地図』 21世紀研究会編 (文藝春秋)

 
目次を見るだけだとたいしてそそられないのですが、さまざまな言語について、色が関係する語源の話題がたくさん。なかなか楽しめる内容でした。巻末には「色彩の小辞典」と称してさらにたくさんの色に関する言葉一覧がまとめられています。

<色のつく言葉>
colors … 国旗。call 〜 to the colorsで「徴兵する」。
red rattie … (中世イギリスの制度から)酒屋
blue chip … (カジノのチップから)優良株、一流品
blue law … (清教徒的な)厳しすぎる法律
green-eyed … (シェークスピアの『オセロ』より)嫉妬深い
purple passage … 美辞麗句
brown off … 退屈させる

<語源>
rudiras … サンスクリット語で「血」。ラテン語のruberあるいはrufusの語源。red, ruby, rougeへとつながる。
ケム … 古代エジプトで「黒」の意。→khemia(ギリシャ語)→al-kimiya(アラビア語)→alchemy、chemistry(英語)のように変化。錬金術・化学の語源は「黒」だったという話。

<トリビア?>
ツイードのジャケットはもともと迷彩服だった。
14世紀フランスでは「血を吸ったノミ色」、「赤面するノミ色」「皇太子の糞」などというわけのわからん色が流行った。
エジプトでうまいレストランを探すなら猫のいる店を選べ。

などなど、面白いネタ満載です。

2005年05月31日 [一般] by スオミ - No Trackbacks このエントリーを含むはてなブックマーク このエントリーをはてなブックマークに追加 2722

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