不可視型探照灯:NNNドキュメント'05が、ある詩を番組で紹介していたが。
というエントリを見て、著作者人格権の同一性保持権と引用の関係について調べてみました。
上記エントリは、あるドキュメンタリー番組で「ゲームで人を殺してきた世代」という詩が本来の意味とは逆の印象を与えるよう恣意的に引用されていてよくない、という話です。詳しくは上記エントリを読んでください。で、そのエントリに
引用の仕方が不適切だったら著作権法違反なんですか?
というコメントがあったので、「はて、同一性保持権と引用とどっちが優先されるんだろう?」と思って調べたわけです。
まず、
著作権法では同一性保持権は以下のように定められています。
第二十条 著作者は、その著作物及びその題号の同一性を保持する権利を有し、その意に反してこれらの変更、切除その他の改変を受けないものとする。
ただし、
2 前項の規定は、次の各号のいずれかに該当する改変については、適用しない。
という但し書きがついていて、第三十三条(教科用図書等への掲載)、第三十四条(学校教育番組の放送等)、建築物の増改築、プログラムの改変、その他やむを得ないと認められる改変については、同一性保持権は制限される場合があります。
ここに第三十二条(引用)は含まれていないので、引用をする際にも著作者の意に反する変更、切除その他の改変は同一性保持権を侵害することになると思うんですが、どうでしょうか。
なお、著作者がテレビ出演していたから同意してるかも云々の話はここではおいておきます。同意してなかったら著作権違反になるのかどうかということを私は知りたかったので。
さて、この件について調べているときに面白いサイトを見つけました。
「
ふきだしのレトリック」
160以上のレトリックについて、マンガから引用して詳しく説明しています。まだ少ししか見ていませんが、レトリックを調べたい…と思ったときには役に立つかも。なんといっても、マンガの著作権についてもちゃんと考慮しているところがすばらしいです。
←『レトリック式作文練習法―古代ローマの少年はどのようにして文章の書き方を学んだか 21世紀型授業づくり』
←『レトリック感覚』『レトリック認識』