Jump to navigation
HOME > 『嫌われ松子の一生』 山田宗樹 (幻冬舎文庫)
« 『疾走 (上・下)』 重松清 (角川書店) |
『顔に降りかかる雨』 桐野夏生 (講談社) »
『嫌われ松子の一生』 山田宗樹 (幻冬舎文庫)
本屋で「2006年映画化!」と書かれた帯がかかっていたので手に取ってみました。
物語は、アパートで彼女といちゃついていた大学生の笙(ショウ)のところに突然父親が訪ねてくるところから始まります。父親は笙の伯母松子が死んだ、アパートの整理に行ってくれ、と言うのだけれど、笙はそんな伯母がいたことすら初耳。彼女の明日香に尻を叩かれながら松子の死んだアパートに行き、なりゆきで彼女の一生を追うことになるが…。
これも、『疾走』と同じく決して明るい話ではありません。ただ、『疾走』の主人公シュウジは中学生だったゆえに自分ではどうにもできない運命というものが色濃く影を落としていたのに比べ、松子は数ある選択肢の中からそういう人生を選びとってしまったという大きな違いがあります。いつだって真剣に生きてきた松子。その波乱に満ちた一生がどんなものだったのかは、実際に読んで確かめてください。
なんだか奇しくもキリスト教が出てくる作品(それがメインテーマではないけれど)に連続してあたってしまいました。というか、暗い話に救いを持たせるためにはキリスト教が必要なのでしょうか。たまには聖書をひらいてみるかなぁ…。
<蛇足>
映画について。かなり豪華キャストみたいです。
二枚目、お笑い、ミュージシャン、ベテラン演技派、脚本家、劇団俳優らバラエティー豊かな面々が演じる。
日刊スポーツのキャッシュには詳しい情報があるけれど、ネタバレしたくないのでここでは役柄には触れず出演者名のみ。
中谷美紀、瑛太、伊勢谷友介、武田真治、谷原章介、ガレッジセールのゴリ、劇団ひとり、カンニング竹山隆範、東京スカパラダイスオーケストラ谷中敦、宮藤官九郎、荒川良々、柄本明、香川照之ほか
コメント
本書は、とても「感動」し一気に読み終えました。単行本や文庫の帯に、著名作家や映画監督が「不器用で幸せになれない、愛すべき『松子』」について書かれておられます。私も同感です。しかし50代の私は「松子」程でないにせよ、人生の「辛酸」を経験させて頂きました。人の業(欲・愚かさ・弱さ等)は、美化されます。しかし
経験してみると、苦しさ・呻きは地獄そのものです。物語だけであって欲しいです。
SaToさま
単に、ミステリー・サスペンスとして
お楽しみになられては。
でも、う〜ん・・・・・・・・・・・
読み始めてまもなくすーっと引き込まれて
一気に読んでしまいました。 それぞれの人物から見た世界観がそれぞれの目線で書き綴ってあり奮闘に夢中になりました
SaToさんに少し同感です。
怒りの場面は現実ならまさに地獄ですよね。
抽象的ですが「蕩尽」が「美」とは思いません。
ただし映画は原作とは違ったトーンで描かれる
ようですよ。
僕は少し考えが違います。
本でなくて映画のことですみません。
ファンジックで、とても楽しめる映画になるようですよ。
T.佐藤さま。
ちょっと違うかもしれないけど。
小説は楽しむもの(エンターテイメント)だと思いますよ。
ミステリーやサスペンスも、性的なシーンや、人をあやめるシーンがありますよね。
いちいち深刻になっていたら、読めなくなってしまう。
別に、小説は人生論?じゃないでしょ。
でも、それぞれの人たちのご意見は、みんなそれはそれで尊重します。
コメントを追加
* コメントにURLを書くとブロックされます。
(私が気付いたときは解除されることもありますが。)
* スパムブロックのため、コメントの反映に時間がかかることがあります。
TrackBack
* 現在、当方へのリンクがないTBは受け付けておりません。
* 当方へのTBの一覧のリンクはリダイレクトされています。SEO目的のみのTBはあまり意味をなさないと思いますのでご遠慮ください。
【アップル・ソース】
『嫌われ松子の一生』山田 宗樹: 嫌われ松子の一生 (上)山田 宗樹 (2004/08)幻冬舎 この商品の詳細を見る
これはよかった。
【あらすじ】→松子は何者かによって殺害され、アパートの一室で死体となって発見される。松
( 2/06/06)
【まりっこのつぶやき】
「嫌われ松子の一生」: = 嫌われ松子の一生 =(幻冬舎文庫 山田宗樹)
本屋に平積みになっている中で、題名に妙に惹かれるものがあって読んでみた。
新幹線の車中で暇つぶし程度に読んでみよう。と軽い気持ちでページを開いたものだから、大変。
一気に物語の世界へ引き込まれていき、現実世界へ戻れなくなった。
松子。何でその場面でそんな判断をするの?
人生が仰天する方向にばかり進んでいくのだけど、
本能の赴くままに突き進んで、そ...
(20/05/06)
本書は、とても「感動」し一気に読み終えました。単行本や文庫の帯に、著名作家や映画監督が「不器用で幸せになれない、愛すべき『松子』」について書かれておられます。私も同感です。しかし50代の私は「松子」程でないにせよ、人生の「辛酸」を経験させて頂きました。人の業(欲・愚かさ・弱さ等)は、美化されます。しかし
経験してみると、苦しさ・呻きは地獄そのものです。物語だけであって欲しいです。