
王子が大人になってから辿り着くのは辛い場所です。動きたくても動けない。なぜここにいるのかも分からない。自分の中にはもうひとりの自分がいて、ここは自分の居場所じゃないと思う。この心境は、近年の多くの香港人の心情と極めてよく似ています。これは、あらゆる時代で世界中の人が思っていることのような気がします。ときどき浮かんでくるこんな思いを押し込めながら日常を生き、その中の何人かはパイナップルパン王子のように再び旅にでてまた挫折する。そしてまた日常に小さな幸福を探すのです。
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