2007年1月に出版された本で、偏頭痛かも…と思っている人には最適の一冊。著者は、東京獅子医科大学脳神経センター 脳神経外科頭痛外来(非常勤講師)。
第一章が対談形式で薬物乱用頭痛についての導入。第二章が「薬物乱用頭痛Q&A」で、いろんなパターンの相談に対して頭痛の種類の見分け方や正しい薬の選び方などがアドバイスされる。
第三章は「頭痛の種類とメカニズム」と題して、体系的にまとめてわかりやすく説明している。第四章は「頭痛治療最前線」、第五章では「頭痛の怖い症例集」。ただの頭痛と思っていたら腫瘍やがんだったという例も…。
おまけのような感じで第七章「薬物乱用頭痛の怖さを知ってください」、第八章「頭痛にくわしい病院一覧」がついている。
これを読んで、「あー、やっぱり私も偏頭痛かぁ」と再確認。偏頭痛の特徴としては、光や音(まれに匂い)に敏感になるとか、頭を揺すると痛みが酷くなるとか、吐き気など。また、原因としては、ストレス(から解放されたとき)、寝過ぎ・寝不足、月経・排卵日、人混みや乗り物、気圧や温度の変化、空腹など。
私の場合、頭痛がすると蛍光灯がまぶしくてツライので、家なら電気を消してじっとしている。でも、6時間より多く寝ると頭痛がするのであんまり寝てもいられない。また、前髪が視界に入ると頭痛を引き起こすことが多いので、家ではちょんまげ。(でも、これがかなり有効な予防策なのですよ!)
で、この偏頭痛と他の頭痛では頭痛の起きるメカニズムが違うらしい。にもかかわらず市販の薬を使っていると、最初の方は一時的に効果があっても、原因を絶つわけではなく単なる痛み止めなのでだんだん効かなくなってくるし、それで量を増やすと血管が損傷して薬物乱用頭痛という別の頭痛まで引き起こしてしまうというのだ。おっかねー。しかも、薬物乱用頭痛から抜け出すのはかなり大変らしい。
幸い私は薬を飲まない主義だったので、薬物乱用頭痛にはならずにすんだ模様。前述のように、どういうときに頭痛が起きやすいかだいたいわかっていたし、頭痛のときどうすれば楽かというのも学習した。すぐ薬を飲んでいたら、そういうこともわからないままだったかもしれない。
片頭痛にはトリプタン製剤や、予防として抗うつ剤や抗てんかん剤を処方するらしい。簡単にできる予防・対処法としては、カフェインを適度にとるとか、食事の量を減らして回数を増やしたり飴をなめたりするとか、冷やすなどが有効だそうな。
というわけで、いつも頭が重いとか、薬を飲んでも効かないとかいう人は、自分の頭痛が何なのか、ちゃんと確かめた上で適切な薬を処方してもらおう。