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『青雲はるかに (上・下)』 宮城谷昌光 (集英社)

 
秦の名宰相范雎の半生を綴った物語。不思議な薬売り吟尼との出会いから物語は始まる。そして謎の女性原声との出会い、鄭安平との友情。秦にはいるまでの話はめちゃくちゃドラマチックで面白い。本人はいたってストイックなのに、なぜか女性に惚れられる。しかも、絶世の美女や気だての良い女性にばかり。『奇貨居くべし』に登場したミステリアスな女性「南芷」までも!時代が重なるため、秦に入ると懐かしい名前ががんがん登場する。魏冄や白起にはひっかきまわされるし、趙の廉頗には頭を痛める。平原君信陵君もちらりと登場。
秦の宰相になってからはあんまり明るい話もないせいか勢いに欠けるが、まぁそれは仕方ない。

2007年08月12日 14:30 [歴史] - No Trackbacks このエントリーを含むはてなブックマーク このエントリーをはてなブックマークに追加 1746

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