1985年8月12日、日航機墜落。
山へ登るため編集部を出ようとしていた悠木が突然全権デスクに任命され、編集部の壮絶な1週間が幕を開けた―。
ちぎれた手足が散乱する凄惨な現場、メディアのスクープ合戦、編集部内の軋轢、嫉妬と羨望、販売局との衝突。カタルシスなどない。都合のいいハッピーエンドもない。それでも皆、必死に生きていた。そんな時代の話。
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『クライマーズ・ハイ』公式サイト
≫原作 横山秀夫 『
クライマーズ・ハイ』
終わって席を立ったとき、軽くめまいがした。酸欠かもしれない。観てるだけなのに、座ってるだけなのに、それだけではいさせてくれないすごさがこの映画にはある。
堤真一もいいいけど、堺雅人がすごすぎる。あの眼は、今でも忘れられない。『
アフタースクール』でもいいなと思っていたけど、全然役柄の違う今回は、いいなんてもんじゃない。あの眼とあの口元は何か、何か、ものすごい力を秘めているのだ。とても表現できない何かを。
これまた全然違うイメージの『
ジャージの二人』という映画をやっているようなので、見に行きたい。
そういえば、高嶋政宏も少ししか出てないのにすごく印象的だった。でんでんとか皆川猿時とかいちいち挙げるときりがないしネタバレにもなるから言えないけれど、この映画はほんと、役者のパワーがすごいと思う。全身全霊でぶつかり合うような、全編迫力に満ちた2時間半だった。そりゃあ観てる方がクライマーズ・ハイになるのもしょうがない、というほどの。
…今、あらためて予告編を見たのだけど、やっぱりすごい。たぶん、何度見ても私は同じように歯を食いしばって泣くのだろう。でも、この映画のすごさは、泣けない箇所にこそある。
私も、もし死ぬ前に時間が与えられたなら、これまで出逢った全ての人に感謝の祈りを捧げたい。