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町田の版画展

 
町田市立国際版画美術館の企画展「黄檗美術と江戸の版画」に行ってきました。
黄檗宗(おうばく)は、江戸時代になって新たに日本に伝わった、禅宗の一派です。(中略)
黄檗宗の伝来は、江戸時代の日本が最新の中国文化を受容するきっかけとなりました。美術の分野も例外ではありません。黄檗美術にみる、西洋画法をとりいれた写実的な描写や、赤、青、緑などの薦厚な彩色をほどこした肖像画や羅票図は、江戸の絵画様式に大きな影響を与えました。

展示は二部構成になっていて、第一部は黄檗美術と花鳥や山水が刷られた絵入り便箋などです。コカ・コーラのまろ茶のラベルに使われている伊藤若沖の作品も展示されていました。第二部は、広重、豊国、国芳、芳年などの浮世絵などです。もちろんお目当ては芳年だったわけですが、百人一首うばがえとき(乳母が絵解き?)なども面白かったです。

ついでに常設展の「フローラの神殿」にも見ました(無料)。
イギリスの医師・ロバート・ジョン・ソーントン(1768?〜1837)により出版された『フローラの神殿 リンネの雌雄蕊分類法(しゆうずいぶんるいほう)新解説図集』は博物学書の中で最も美しい植物図鑑ともいわれています。
 副題にあるリンネ(1707〜1778)はスウェーデンの博物学者で、動植物の近代的な分類法を創始したことにより「分類学の父」と称されます。「雌雄蕊分類法」とは、植物を雄しべと雌しべの数や形に基づき24に区分した分類方法で、そのみごとさに感服したソーントンは、リンネの理論を視覚化した図鑑の出版を企てたのです。

花を際だたせるためか背景はどんよりとした空模様が多くて、絵としてはちょっと暗いなぁと思うのですが、細部に至る書き込みのすごさには圧倒されます。版画とはいえ、刷るのは線の部分だけで、色は手彩色です。色を塗った人、目がつぶれたに違いない…。有名な「夜の女王」もありました。

んでもって、おみやげは、版画展の図録ではなく、春頃に開催されていた企画展「ダンテ『神曲』の旅−描かれた地獄・煉獄・天国」の図録です。ボッティチェルリやバルディーニ、ウイリアム・ブレイクやダリなどの作品が収められています。なかでもすごいのは136ページにわたるギュスターヴ・ドレの一連の作品。これが2700円なら安いでしょう。このあとゆっくり楽しみます〜。

2004年10月24日 23:51 [日記] - No Trackbacks このエントリーを含むはてなブックマーク このエントリーをはてなブックマークに追加 4399

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