去年末の忘年会議の3次会(朝までファミレス)で、「企業のPCセキュリティ対策について、普通のPCに監視ツールをいれたり制限をかけるのがいいか、HDDやUSBなどのインタフェースを一切もたないダム端末+MetaFrameのようなターミナルサービスの組み合わせがいいか」というような話題が出ました。
・確かに営業職とかはダム端もどきで充分だよねー
・今どきそれはナンセンスでしょ
・でも監視ツールって抜け道いくらでもあるし…
・各PCを監視するよりサーバだけを監視する方が楽かつ効果的だよ
・つか、今のPCをダムに全とっかえするわけ?
・だよねー。大企業の方がやらなきゃだろうし。
・台数が多いとターミナルサービスけっこうキビシイんじゃ…
などなどいろんな意見がありました。もうすでにだいぶ忘れてしまったんですが。(汗)
で、明けて1月4日、日立が次のような発表をしています。
抜本的な情報漏洩防止策を施した情報システムを開発し情報・通信グループを対象に導入
日立製作所 情報・通信グループ(グループ長&CEO:古川 一夫、以下 日立)は、このたび、モバイルPCの盗難や紛失などにより、モバイルPCのハードディスクに格納された情報の漏洩を抜本的に防止するため、ハードディスクを社内のサーバーに置き、通信・ネットワークを活用することで、いつでも、どこでも、安全かつ安心して利用できる、ハードディスクを内蔵しないモバイル端末を利用した情報システムを開発しました。まず、情報・通信グループでモバイル端末を利用している従業員を対象として本システムを適用し、2004年度中に2,000台、2005年度中に8,000台の新型モバイル端末を導入していく計画です。
社内での運用でノウハウをためて、社外への販売も検討するそうです。早期に実現すれば、競合がほとんどいない状態のこと、さくっと広まるかもしれません。というのも、こういった専用端末に切り替えると、PCの操作監視ツールや資産管理ソフト、検疫ネットワークなどがいらなくなります。まだこういったこまごましたセキュリティ対策を行っていない会社の場合は、専用端末を選んだとしても予算的に見合うんじゃないかと思うわけです。
これまでは、PCでなんでもできる状態なのを監視ツールで監視・制限するという方向でしたが、必要最低限のことしかやらせない、という方向に流れが戻っていくかもしれません。その振り子がどこで収束するのか、またはしないのか、そもそも日立の発表ぐらいじゃ揺れないのか…。監視ツールを販売していた者としては興味津々なのでした。
ところでこのダム端末もどき、今のところ日立は「新型モバイル端末」といっています。これにいい呼び名がつくかどうかも普及のポイントだったりして。